腰痛

なぜ腰痛が起こるようになったのでしょう?もともと哺乳類の骨格と筋肉は4本足で歩くのに適するように構成されています。 人類は進化の過程で2本足で歩行するようになりました。2本足で直立歩行する事により骨盤の位置(傾き)に変化が起こり、 骨盤が起き上がり重たい頭や内臓を支えるようになったのです。

当然腰への負担は大きくなり、座ったり、立ったり、しゃがんだりと様々な姿勢をとる度にかなりの負荷がかかるようになりました。 つまり2本足で立った時から腰痛とのおつきあいが始まった事になります。 そんな不安定な身体を支えるために脊柱はS字にカーブしてバランスを取り、体重を効率よく分散し支える構造となりました。 それをたくさんの筋肉がサポートしています。 一般的な腰痛は、身体の深い所にあるインナーマッスルと呼ばれる小さな筋肉群に問題があると考えられます。

生活習慣で起こる腰痛


同じ姿勢を取り続ける

デスクワーク等により長時間同じ姿勢をとっていると血行が悪くなり 筋肉内に疲労物質が蓄積されます。また、特定の筋肉ばかりに負担 を与えることになり疲労が抜けにくくなります。
起床時の腰の痛みも同じ考えによるものです。 寝ている間は身体を動かす事がありません。特に寝具が柔らかすぎ ると腰が沈んでしまい負担が大きくなります。また寝返りも打ちにくい 状態になります。適度に固い布団の方が腰には良いようです。
起きてしばらく動いていると楽になる事が多いのは血行が良くなり 疲労物質が流された為だと考える事ができます。


運動不足

運動不足になると背筋や腹筋の力が衰えます。背骨をまっすぐに保つ には背筋と腹筋のバランスが良くないといけません。このバランスが 崩れると背骨が歪み腰に負担が掛かることになります。
また、筋肉が弱まると筋ポンプ作用が低下して血の巡りが悪くなります。 適度な運動、特にウォーキングは有酸素運動で持久量もアップし、 ふくらはぎや背骨を支える筋肉も鍛えられ筋ポンプの作用が高まります。


睡眠不足

施術の効果を最大限に引き出すためにも睡眠は不可欠です。 しっかりと骨休みと筋休みをしてあげて下さい。 リラックス状態にないと筋肉が緊張したままで、血行も悪くなり 腰に負担が掛かり、疲れをためこむ身体になってしまいます。
睡眠中は身体のクリーニングの時間です。疲れた細胞を洗い 流して、常に新鮮な身体を保つように心掛けましょう。


荷物を持ち上げる時

ヒザを伸ばしたまま上体を傾ける中腰の 姿勢は、もっとも腰に負担のかかる体勢 のひとつです。体重70キロの人で、 荷物を持っていない状態でも150キロ もの圧力が腰に掛かると言われています。 これが20キロの荷物を持った状態だと、 負荷が220キロにまで達します。

×悪い姿勢

一度しゃがんでから、片ヒザをついて 荷物を抱え込むように全身を使って 持ち上げます。この時なるべく荷物を 身体に密着させる事がポイントです。
決して反動などをつけずにゆっくりと 持ち上げるようにします。

○良い姿勢

骨や関節が原因となる腰痛


腰椎椎間板ヘルニア

腰椎は五個の椎体で構成されており、椎間板は椎体の間でクッションの役割をしています。椎間板から中にある髄核が後方に押し出されて神経を圧迫し、腰痛や下肢の痛みの原因となる坐骨神経痛や、しびれがおきる事があります。
働き盛りの比較的若い男性に多く見られます。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎分離症

先天性、もしくは成長期における激しいスポーツ等による疲労骨折が原因と考えられています。分離しているだけで腰痛の症状が起きない場合もありますが、腰椎のつながりが不安定になるために筋力の弱い方は症状が出やすくなります。

腰椎分離症

腰椎すべり症

上記の分離症が基本となって、もともと前方に湾曲している脊椎の一部がずれている状態です。腰痛がおもな症状ですが手術などを行うことは少なく、コルセット等を着用する保存療法が多く用いられているようです。

腰椎すべり症

このページのトップへ▲